SWOT分析について
企業経営(その他の団体も含む)において、自社の強みや弱みを知ることは、欠くことができない前提条件であるともいえるでしょう。
そのための分析の手法として、よく利用されるのがSWOT分析です。
SWOT分析とは、企業の内部環境における強み(Strengths)と弱み(Weaknesses)、 企業を取り巻く外部環境における機会(Opportunities)と脅威(Threats)を分析することにより、戦略の構築及び評価を行うフレームワークのことをいいます。
経営支援の際には特に用いられることが多い手法ですが、意外にそうしたことをあまり普段から考えていない企業の方々が多いことも事実です。
また、SWOT分析を行う際等に利用されるのが、ブレーンストーミング(brainstorming)という手法で、これは集団(小グループ)によるにアイデア発想法の1つで、会議の参加メンバー各自が自由奔放にアイデアを出し合い、互いの発想の異質さを利用して、連想を行うことによってさらに多数のアイデアを生み出そうとする集団思考法です(省略して、「ブレスト」「BS」などともいう。)。
なお、ブレーンストーミングを行う際には一般的に次のようなルールがあります。
・批判は行わない。提出されたアイデアに対する批判や判断、意見は、排除する。
・奔放なアイデアを歓迎する。つまらないアイデア、乱暴なアイデア、見当違いなアイデアを歓迎する。
・アイデアの量を求める。アイデアは多いほどよい。
・他人のアイデアを修正、改善、発展、結合する。出されたアイデアの改善案や組み合わせなども歓迎する。
これらを実施する際には、司会進行役を設定する方がうまくいくと思われますので、中小企業診断士等の第三者に依頼してみるのも良いでしょう。
今日はここまで。