大阪の中小企業診断士・行政書士・弁理士のブログです。

商店街とは

商店街とは、商店が集積する地域や地区、商店が連たんしている街路などをいい、地域の商店主の集まりを指す場合もあります。
しかし、単に商店が多数集まっているだけでなく、商業集積によって、顧客の流動性を高め、その収益性の向上を図ることができる集合体であってこその商店街といえるのではないでしょうか。

 

大阪市内には約500か所の商店街が存在し、このうち既に集合体としての機能を担っていないものも数多く見受けられます。
かつては、商店街で生鮮三品(肉・魚・野菜)等生活に必要な品物が揃うものでしたが、近年、スーパーの出店やネット販売などにより、地域の小さな商店街は空き店舗が増加し、買いたい物が売っていない状況ともなり、衰退の一途をたどっているといえます。
一方で、繁華街にある商店街や、中には、各個店の店主の皆さんの努力や地域団体等との連携により、賑わいを見せている商店街も少なからず存在します。
ここ最近の新型コロナウィルスの影響により、飲食店を中心とする商店街はかなり大きなダメージを受けている所もあるようです。
商店街は、身近な生活の場として、また、地域コミュニティーの場として、我々市民の生活に重要な役割を担っています。現実にそのように感じておられる方も多くいると思われます。

 

これら商店街を活性化するために、国や各自治体では例年各種の支援策に取り組んできています。最近では、「商店街活性化・観光消費創出事業」などの補助事業も行われていますが、インバウンドや観光に向けた支援策が多くなってきているような気もします。
できれば観光地としての商店街だけでなく、生活の場としての商店街も支援していってもらいたいものですね。

 

今日はここまで。

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